マイナンバーカードを使おうとしたときに、「暗証番号がわからない」と焦ったことはありませんか。
コンビニで住民票を取ろうとしたときや、マイナポータルにログインしようとしたときに入力できないと困りますよね。
結論からいうと、マイナンバーカードの暗証番号を忘れても、再設定すれば使える場合が多いです。
ただし、暗証番号にはいくつか種類があり、手続き方法も市区町村窓口・コンビニ等で変わることがあります。
この記事では、暗証番号を忘れたときの再設定方法やロックされた場合の注意点を、元市役所職員の視点も交えてわかりやすく解説します。
マイナンバーカードの暗証番号を忘れたら?まず結論から解説
暗証番号を忘れても再設定すれば使える場合が多い
マイナンバーカードの暗証番号を忘れても、カードそのものがすぐに使えなくなるわけではありません。
多くの場合は、暗証番号を再設定することで、また利用できるようになります。
ただし、思い出せないまま何度も入力するのは注意が必要です。
暗証番号の種類によっては、連続して間違えるとロックがかかる場合があります。
窓口でも、「何回か試したら使えなくなってしまいました」と不安そうに相談される方がいます。
焦る気持ちはとてもよくわかりますが、あいまいな記憶で入力を続けるより、早めに再設定を考えた方が安心です。
住民票のある市区町村窓口で再設定できる
マイナンバーカードの暗証番号を忘れた場合、基本的には住民登録のある市区町村の窓口で初期化・再設定できます。
市役所や区役所、町村役場のマイナンバーカード担当窓口で手続きするイメージです。
本人が手続きする場合は、マイナンバーカード本体が必要になることが多いです。
自治体によっては、本人確認書類や予約が必要になる場合もあります。
そのため、来庁前に自治体の公式サイトで必要な持ち物を確認しておくと安心です。
特に、仕事の合間や休みの日に時間を作って行く場合、書類不足で出直しになるのは避けたいところです。
不安なときは、事前に担当窓口へ電話で確認しておきましょう。
条件が合えばコンビニで初期化・再設定できる場合もある
マイナンバーカードの電子証明書の暗証番号は、条件が合えばコンビニなどで初期化・再設定できる場合があります。
ただし、すべての暗証番号を何も覚えていない状態で、誰でもすぐにコンビニで直せるわけではありません。
コンビニでの再設定には、スマートフォンでの事前操作と、対応している店舗のキオスク端末を使う必要があります。
また、対象となる暗証番号は電子証明書の暗証番号で、住民基本台帳用や券面事項入力補助用などは市区町村窓口での手続きが必要です。
さらに、署名用電子証明書と利用者証明用電子証明書の両方の暗証番号がわからない場合は、コンビニではなく住民登録のある市区町村窓口での手続きが必要です。
ここは誤解されやすいポイントです。
「コンビニで何でも直せる」と思って行くと、手続きできずに困ってしまうことがあります。
まずは、自分が忘れた暗証番号の種類を確認し、公式案内や自治体の案内を見てから動くのがおすすめです。
マイナンバーカードの暗証番号は何種類ある?
利用者証明用電子証明書は数字4桁
マイナンバーカードでよく使う暗証番号のひとつが、数字4桁の暗証番号です。
これは、利用者証明用電子証明書を使うときに入力するものです。
たとえば、マイナポータルへのログインや、コンビニで住民票などの証明書を取得するときに使うことがあります。
「マイナンバーカードの暗証番号」と聞くと、この4桁だけを思い浮かべる方も多いかもしれません。
窓口でも、「暗証番号は4桁のものだけですよね」と確認される方は少なくありません。
ただ、マイナンバーカードには、用途に応じて複数の暗証番号があります。
まずは、自分がどの場面で困っているのかを確認することが大切です。
署名用電子証明書は英数字6〜16文字
マイナンバーカードには、署名用電子証明書で使う暗証番号もあります。
こちらは、数字4桁ではなく、英数字6〜16文字で設定するものです。
英字と数字をどちらも含める必要があり、英字は大文字で扱われます。
主に、e-Taxやオンライン申請など、電子的に「本人が申請した」と示す場面で使われることがあります。
4桁の暗証番号は覚えていても、英数字の署名用パスワードを忘れている方は珍しくありません。
普段あまり使わないため、いざ必要になったときに「そんな番号を設定したかな?」となりやすい部分です。
ここは、職員側から見ても説明が少し難しいポイントです。
4桁と英数字では用途が違うため、同じものとして考えないようにしましょう。
住民基本台帳用・券面事項入力補助用も数字4桁
マイナンバーカードには、利用者証明用電子証明書や署名用電子証明書のほかに、住民基本台帳用と券面事項入力補助用の暗証番号もあります。
どちらも数字4桁で設定するものです。
住民基本台帳用暗証番号は、転入手続きやカードの住所・氏名などを変更するときに使うことがあります。
券面事項入力補助用暗証番号は、カードに記録されている氏名・住所・生年月日・性別などを読み取るときに使われます。
この3つの数字4桁の暗証番号は、同じ番号に設定している方もいます。
ただし、同じ番号にしているとは限らないため、「4桁はこれ」と思い込まず、どの暗証番号を求められているのか確認しましょう。
コンビニ交付・マイナポータル・e-Taxで使う番号が違う
マイナンバーカードの暗証番号は、使う場面によって必要な種類が変わります。
コンビニで住民票などを取るときは、数字4桁の利用者証明用電子証明書の暗証番号を使うことが多いです。
マイナポータルへのログインでも、数字4桁を使う場面があります。
一方で、e-Taxや一部のオンライン申請では、英数字6〜16文字の署名用パスワードが必要になることがあります。
つまり、「マイナンバーカードが使えない」といっても、原因は暗証番号の種類によって違う場合があります。
再設定をするときは、「何の手続きで使えなかったのか」を整理しておくとスムーズです。
不安な場合は、来庁前にメモしておくと窓口でも説明しやすくなります。
マイナンバーカードの暗証番号を再設定する方法
市区町村窓口で再設定する流れ
マイナンバーカードの暗証番号を忘れた場合、住民登録のある市区町村窓口で初期化・再設定できる場合が多いです。
一般的には、マイナンバーカードを持って窓口へ行き、本人確認を受けたうえで新しい暗証番号を設定します。
ただし、受付場所や予約の要否、必要書類は自治体によって異なる場合があります。
市役所の本庁だけでなく、支所や出張所で対応している自治体もあれば、対応窓口が限られているところもあります。
窓口では、カードは持っているのに本人確認書類や予約の確認が不足して、手続きに時間がかかるケースもあります。
二度手間を防ぐためにも、行く前に自治体公式サイトで確認しておきましょう。
コンビニで再設定するにはスマホで事前操作が必要
条件が合えば、コンビニなどのキオスク端末で電子証明書の暗証番号を初期化・再設定できる場合があります。
ただし、コンビニへ行けばその場で何でも直せるわけではありません。
多くの場合、スマートフォンの専用アプリなどで事前に手続きを行い、その後、対応しているコンビニ等の端末で再設定する流れになります。
また、対象となる暗証番号の種類や利用できる時間、対応店舗にも条件があります。
たとえば、電子証明書の暗証番号のうち、署名用電子証明書または利用者証明用電子証明書のどちらか一方を初期化・再設定できる仕組みです。
両方の暗証番号がわからない場合は、コンビニではなく市区町村窓口での手続きが必要です。
コンビニでの手続きは便利ですが、条件に合わないと利用できません。
利用前に公式案内を確認してから動くと安心です。
スマホ用電子証明書の暗証番号は公式案内を確認する
スマホ用電子証明書を利用している場合は、マイナンバーカード本体とは別に、スマホ用の暗証番号や認証を使う場面があります。
スマートフォンにマイナンバーカードを追加している場合、暗証番号の代わりに顔や指紋で認証してログインできる場面もあります。
ただし、スマホ用電子証明書の暗証番号と、実物のマイナンバーカードの暗証番号は、同じように見えても扱いが異なる場合があります。
そのため、「カードの暗証番号を直せば、スマホの方も全部直る」と思い込まない方が安心です。
スマホ用電子証明書は、利用している端末やアプリの状態によって確認方法が変わることもあります。
うまく進まない場合は、マイナポータルアプリやデジタル庁の公式案内を確認しましょう。
暗証番号を間違えてロックされたときの注意点
数字4桁は3回連続で間違えるとロックされる
マイナンバーカードの数字4桁の暗証番号は、何度も間違えるとロックがかかります。
利用者証明用電子証明書などで使う4桁の暗証番号は、3回連続で間違えるとロックされると案内されています。
住民基本台帳用や券面事項入力補助用の4桁の暗証番号も、3回連続で間違えるとロックされる扱いです。
ロックされると、コンビニ交付やマイナポータルへのログインなどができなくなることがあります。
「たぶんこれだったはず」と思って何度も試したくなりますが、ここは少し注意が必要です。
窓口でも、「あと1回なら大丈夫だと思って入力したらロックされました」と困った様子で相談される方がいます。
思い出せないときは、無理に入力を続けず、再設定を考えましょう。
署名用パスワードは5回連続で間違えるとロックされる
署名用電子証明書のパスワードは、5回連続で間違えるとロックがかかります。
署名用パスワードは、英数字6〜16文字で設定するため、数字4桁よりも思い出しにくいことがあります。
英字は大文字で扱われるため、入力時に戸惑う方もいます。
e-Taxやオンライン申請の途中でロックされると、手続きが止まってしまうため焦りますよね。
ただし、あいまいな記憶で入力を続けると、さらに状況がややこしくなることがあります。
署名用パスワードがわからない場合も、早めに再設定の方法を確認するのがおすすめです。
ロックされたら無理に入力せず再設定を考える
暗証番号がロックされた場合は、無理に入力を続けても解除できないことがあります。
この場合は、市区町村窓口でロック解除や再設定を行う流れになることが多いです。
条件が合えば、コンビニ等で電子証明書の暗証番号を初期化・再設定できる場合もあります。
ただし、利用できる方法は、暗証番号の種類や本人確認の状況によって変わります。
急ぎで住民票や印鑑登録証明書が必要な場合は、マイナンバーカード以外の取得方法も確認しておきましょう。
たとえば、自治体の窓口で証明書を取れる場合もあります。
「カードが使えない=何もできない」と決めつけず、必要な手続きを分けて考えると安心です。
元市役所職員が見た、暗証番号忘れでよくある勘違い
暗証番号は1種類だけだと思っている
マイナンバーカードの暗証番号でよくある勘違いが、「暗証番号は1種類だけ」と思っていることです。
たしかに、コンビニ交付やマイナポータルで使う数字4桁の暗証番号は、比較的よく使われます。
そのため、「マイナンバーカードの暗証番号=4桁」と考えている方も多いです。
しかし、オンライン申請やe-Taxなどでは、英数字6〜16文字の署名用パスワードが必要になることがあります。
また、住民基本台帳用や券面事項入力補助用の暗証番号が必要になる場面もあります。
窓口でも、「4桁は覚えているのに、別の番号を求められて進めません」と相談される方がいます。
これは珍しいことではありません。
まずは、自分が困っている手続きで、どの暗証番号が必要なのかを確認しましょう。
コンビニで何でも再設定できると思っている
コンビニで暗証番号を再設定できる場合があると聞くと、「市役所に行かなくても全部直せる」と思う方もいるかもしれません。
ただし、コンビニでの再設定には条件があります。
スマートフォンでの事前操作が必要になる場合や、対応している暗証番号の種類が限られる場合があります。
また、すべての店舗や端末で利用できるとは限りません。
住民基本台帳用や券面事項入力補助用の暗証番号、電子証明書2種類の暗証番号を両方忘れた場合などは、市区町村窓口での手続きが必要です。
そのため、急いでコンビニへ行っても、条件に合わず手続きできないことがあります。
「せっかく行ったのにできなかった」となると、時間も気持ちも消耗してしまいますよね。
利用する前に、公式案内で対象の暗証番号や対応店舗、手続き時間を確認しておくと安心です。
カード自体が無効になったと思ってしまう
暗証番号を忘れたり、ロックされたりすると、「マイナンバーカード自体がもう使えないのでは」と不安になる方もいます。
ですが、暗証番号を忘れたことと、カード自体が無効になることは同じではありません。
多くの場合、暗証番号を再設定すれば、再び使えるようになります。
もちろん、カードの有効期限切れや電子証明書の期限切れなど、別の理由で使えない場合もあります。
そのため、暗証番号だけの問題なのか、有効期限や電子証明書の問題なのかを分けて確認することが大切です。
窓口では、カードを持って来られて「もう作り直しですか」と心配される方もいます。
まずは落ち着いて、再設定で対応できるか確認しましょう。
手続き前に確認したい持ち物と注意点
本人が窓口に行く場合に確認したいもの
本人が市区町村窓口で暗証番号を再設定する場合は、マイナンバーカード本体を持参するのが基本です。
自治体によっては、本人確認書類や予約が必要になる場合もあります。
また、受付窓口や受付時間が限られていることもあります。
特に、休日窓口や夜間窓口で対応できるかは自治体によって違います。
平日に時間を作って行く場合でも、窓口が混み合っていると時間がかかることがあります。
手続き前に確認したいのは、次のような点です。
- どの窓口で対応しているか
- 予約が必要か
- マイナンバーカード以外に持ち物が必要か
- 受付時間はいつか
- コンビニ再設定の対象になる暗証番号か
行く前に確認しておくと、出直しを防ぎやすくなります。
代理人が手続きする場合は事前確認が必要
本人が窓口に行けない場合、代理人による手続きができるか気になる方もいると思います。
ただし、暗証番号の再設定は本人確認が重要な手続きです。
代理人が手続きする場合は、委任状や本人確認書類、照会書などが必要になることがあります。
また、即日で完了しない場合もあります。
ここは自治体によって案内が異なることがあるため、必ず事前確認が必要です。
窓口でも、代理人の方が来られたものの、必要書類が足りず、その場で完了できないケースがあります。
家族だから大丈夫と思っていても、暗証番号に関する手続きは慎重に扱われます。
代理人で手続きしたい場合は、来庁前に自治体の公式サイトや担当窓口で確認しましょう。
急ぎで証明書が必要なときは代替方法も確認する
マイナンバーカードの暗証番号を忘れたときに困りやすいのが、急ぎで住民票や印鑑登録証明書などが必要な場合です。
コンビニ交付を使う予定だったのに、暗証番号がわからず取得できないと焦りますよね。
このようなときは、暗証番号の再設定とあわせて、証明書を別の方法で取れるかも確認しましょう。
たとえば、市区町村の窓口で取得できる場合があります。
自治体によっては、郵送請求やオンライン申請に対応している証明書もあります。
ただし、必要な本人確認書類、手数料、受付時間は自治体によって異なります。
急いでいる場合は、自治体の公式サイトを見るだけでなく、担当窓口へ電話で確認すると安心です。
「今日中に必要なのか」「いつまでに提出するのか」を伝えると、利用できる方法を案内してもらいやすくなります。
マイナンバーカードの暗証番号を忘れたら早めに再設定しよう
何に使えなくて困っているのかを整理する
マイナンバーカードの暗証番号を忘れたときは、まず「何に使えなくて困っているのか」を整理しましょう。
コンビニ交付で使えないのか。
マイナポータルにログインできないのか。
e-Taxやオンライン申請で止まっているのか。
住所変更や転入手続きで使えないのか。
困っている場面によって、必要な暗証番号が違う場合があります。
数字4桁の暗証番号なのか、英数字6〜16文字の署名用パスワードなのかがわかるだけでも、次に取るべき行動が見えやすくなります。
窓口に相談するときも、「何の手続きで使えなかったか」を伝えると案内がスムーズです。
あいまいなまま何度も入力するより、いったん状況を整理することが大切です。
自治体公式サイトや窓口で最新の案内を確認する
暗証番号の再設定方法は、基本的な流れは共通していても、受付窓口や必要書類、予約の有無は自治体によって異なる場合があります。
また、コンビニでの再設定も、利用条件や対応店舗、利用時間などを確認する必要があります。
そのため、実際に手続きする前には、住民登録のある自治体の公式サイトや、マイナンバーカード関連の公式案内を確認しましょう。
不安な場合は、電話で問い合わせるのもおすすめです。
特に代理人手続きや、急ぎで証明書が必要な場合は、自己判断で動くと二度手間になることがあります。
元市役所職員の視点でも、事前確認をしてから来庁する方は、手続きがスムーズに進みやすい印象です。
「何を持って行けばよいか」を先に確認しておくだけで、かなり安心できます。
次に忘れないための管理方法も考えておく
暗証番号を再設定したら、次に忘れないための管理方法も考えておきましょう。
ただし、暗証番号を書いた紙をマイナンバーカードと一緒に保管するのはおすすめできません。
万が一、カードと暗証番号が一緒に見られてしまうと、不正利用のリスクが高まります。
家族にわかる場所へそのまま貼っておくのも避けた方が安心です。
管理するときは、自分だけが確認できる場所に保管する、暗証番号そのものではなくヒントだけを残すなど、無理のない方法を考えましょう。
また、4桁の暗証番号と署名用パスワードを混同しないよう、用途ごとに整理しておくことも大切です。
マイナンバーカードの暗証番号を忘れても、再設定すれば使える場合が多いです。
焦って入力を繰り返すより、まずは何に使えなくて困っているのかを確認しましょう。
そのうえで、市区町村窓口や条件が合う場合のコンビニ再設定など、自分に合った方法を選ぶと安心です。